2023.03.09

昨夜なかなか寝付けないと思っていたら、薬を飲んでいなかった。道理で。しかしこんなにも眠れないことがあるかね。

ああ、生活保護で暮らしたいな。ありがたいことに私の故郷は生活保護を受ける審査がゆるゆるらしい。

結局18ヶ月の期限があるから、時間の制限があるために焦りや不安がある。時間が過ぎゆくなら何かを残さないと。そう思うから。

過ぎゆく時間、1つずつ増える年齢に何も思わないならなんて幸せなんだろう。おばあちゃんは焦りながら生活をしていない。

 

 

シベリアの森のなかで

 

いやはや、人間の注意を引いているのはもっぱら人間なのだ。他人の存在が世界を曇らせている。孤独とは自分を取り戻すことであり、そのおかげでふたたび現実を享受できるようになるのだ。

 

4世紀隠遁主義「神に酔いしれる人間たち」

太陽の光に目が眩んだ預言者たちは俗世の誘惑から逃れるため、家族を捨てて砂漠にたどり着く。しかし神が訪れることはなかった。神は普通の人間と同じくビザンチン様式の壮大な丸天井の方が好みだったからだ。俗世への警戒心と同胞たちへの侮蔑心を混同したために傲慢の罪に陥ったものもいる。そうしたものたちはみな、孤独な生という有毒な果実を味わった後で俗世に戻ることはなかった。

社会は隠遁者を好まないし、隠遁者の逃亡も赦さない。一匹狼が他のみんなに対して「自分抜きでどうぞ」と投げやりな態度を取ることを咎める。隠遁するということは仲間に暇乞いすることだ。隠遁者は文明からの呼びかけを拒否し、文明への生ける批判となる。彼は社会契約に背いている。砂漠から吹きつける風のことしか考えない過激な人間を、どうして受け入れることができよう。